代表者プロフィール
村田真
東日本国際大学客員教授
合同会社情報アクセシビリティ機構 代表社員
概要
文書処理、電子出版、情報アクセシビリティ、および国際標準化の分野で長年活動している。XMLの黎明期より、Web文書、電子書籍、Office文書などを支える国際標準技術の研究・標準化・実装に携わってきた。対象技術には、XML、RELAX NG、OOXML、EPUBなどが含まれる。W3C XML Working GroupのメンバーとしてXMLの制定に参加し、XMLスキーマ言語に関する研究によって国際的に知られる。その後、EPUB 3の国際化、OOXMLの国際規格保守、日本語組版、EPUBアクセシビリティなどに取り組み、現在は電子出版およびCBTにおける情報アクセシビリティの実現を推進している。研究論文は国際的に広く引用されており、継続的な影響を与えている。
学歴
1982年京都大学理学部卒業。2006年筑波大学博士(工学)。
専門分野
- XML
- 情報アクセシビリティ
- EPUB
- CBT(QTI)
- OOXML
- 日本語組版
国際標準化活動
XMLを制定したW3C XML WGの唯一の非欧米人メンバーであり、XMLのスキーマ言語の標準化を国際的にリードした。IDPFによるEPUB 3の国際化をサブグループリーダとして主導した。
- ISO/IEC JTC 1/SC 34次期議長
- ISO/IEC JTC 1/SC 34/WG 4 (OOXML) コンビーナ
- 元W3C XML Working Groupメンバー
- 元IDPF EPUB 3国際化サブグループ リーダー
- 元RELAX NGプロジェクトエディタ
- 元NVDLプロジェクトエディタ
- 元日本DAISYコンソーシアム技術委員長
主な研究業績
代表論文
Taxonomy of XML Schema Languages using Formal Language Theory
Murata, M., Lee, D., Mani, M., Kawaguchi, K.
ACM Transactions on Internet Technology, 2005
- Google Scholar 被引用数: 700以上
- Journal Impact Factor: 約3
- XMLスキーマ言語を形式言語理論によって体系化した論文であり、広く参照されている。ACM Transactionsは、情報分野で世界的に権威のある学術誌シリーズである。
XML Access Control Using Static Analysis
Murata, M., Tozawa, A., Kudo, M.
ACM Transactions on Information and System Security, 2006
- Google Scholar 被引用数: 250以上
- Journal Impact Factor: 約4
- XML文書に対するアクセス制御を静的解析によって実現する方式を提案した論文。こちらもACM Transactionsである。
Extended Path Expressions of XML
Murata, M.
ACM Principles Of Database Systems 2001
- Google Scholar 被引用数: 100以上
- XML 問い合わせ言語に関する理論的研究。ACM PODSはデータベース分野におけるトップ国際会議の一つである。
被引用実績
- Google Scholarにおける被引用数は1600以上、h-index は16。XMLおよび文書技術分野において、国際的に継続して参照されている研究者である。
- ACM Digital Library:
- Citation count 435
- Average citations per paper 54
主な受賞歴
- 村田真.JEPA電子出版アワード個人特別表彰、2011 (EPUB日本語拡張仕様策定 技術責任者)
- 村田真.経済産業省産業技術環境局長表彰、2008
- 村田真、川口耕介.日本ソフトウェア科学会 解説論文賞、2007
- 村田真.情報処理学会 情報規格調査会 国際規格開発賞、2006
- 村田真、檜山正幸、小町祐史、田村健人.情報処理学会業績賞「XML の制定・普及への貢献」、2006
- 村田真.インターネットコンファレンス ‘98論文賞、「文脈条件とパターンを用いたXML文書変換とスキーマ変換」,1998